ー割れ防止には窓ガラスフィルムがおすすめ!簡単な貼り方も解説ー
2024.03.30
窓ガラスの割れ防止をしたいと思うなら、窓ガラスフィルムがおすすめです。窓ガラスの保護には、強化ガラスの使用が一般的ですが、コストがかかります。コストを抑えるなら窓ガラスフィルムがよいでしょう。
この記事では、窓ガラスの割れ防止に役立つ窓ガラスフィルムと、自分で貼る場合の貼り方について紹介しています。
窓ガラスフィルムの基本知識
窓ガラスフィルムとは、簡単にいうと「窓ガラス表面に貼る特殊なフィルム」です。さまざまな機能を持つ窓ガラスフィルムがありましが、以下のような特徴を持つ製品を利用する人が増えています。
- ガラスの飛散防止
- 紫外線の遮断
- 熱の断熱
特に、ガラスが割れた際の飛散を抑えるためには、飛散防止機能付きの窓ガラスフィルムがおすすめです。
割れ防止窓ガラスフィルムの効果
窓ガラスフィルムは、ガラスを割れにくくするわけではなく、ガラスを強化する目的のものではありません。そのため、ガラスが絶対に割れないわけではありません。しかし、飛散防止フィルムを使用することで、窓ガラスが破損した場合に、ガラス片の飛散や落下を防止することができます。
実際には、完全な割れ防止機能があるわけではなく、ガラスが破損した際の二次的なダメージを軽減するためのものと考えられます。フィルム未施工の窓とくらべて、安全性を向上させることができるため、飛散防止フィルムを使用する人は増加傾向にあります。
窓ガラスフィルムを利用するメリット
窓ガラスフィルムを施工することで得られる、割れ防止のメリットはさまざまです。どのようなメリットがあるのか、くわしく見ていきましょう。
自然災害時の安全確保
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ると、台風や地震などの自然災害が起きた際に、窓ガラスが割れて飛散することによる怪我や避難の遅れを防げます。
窓ガラスフィルムを使用することで、災害発生時の安全を向上させることが期待できるでしょう。
防犯対策
窓ガラスフィルムを施工した窓は、割れにくくなることが特徴です。そのため、何も施されていない窓よりも、破壊しようとした場合に時間がかかります。
空き巣などが家へ不法侵入しようとした際に、窓ガラスが簡単に割れないことで、侵入を断念する傾向があるとされています。このことから、窓ガラスフィルムは防犯にも効果があるといえるでしょう。
さらに、プライバシー保護機能を持つ窓ガラスフィルムを選べば、外部からの視線を遮断することも可能です。デザイン性豊かなさまざまな窓ガラスフィルムがあり、室内の雰囲気をリフレッシュしたい場合にもよいでしょう。
紫外線カット
窓ガラスフィルムは、ただ割れにくくするだけではなく、紫外線からも保護できます。
室内では日焼けの心配はないと思うかもしれませんが、実はそうとも限りません。紫外線には2種類あり、肌の日焼けを引き起こす紫外線B波(UVB)は窓ガラスを透過しないので、室内での日焼けリスクは低いです。しかし、シワやシミの原因となる紫外線A波(UVA)は、窓ガラスを通して室内に入り込むことがあります。
紫外線カット機能付きの窓ガラスフィルムを使用することで、有害な紫外線A波の侵入を防ぐことが可能です。紫外線が気になる場合、紫外線カットと割れ防止機能を兼ね備えた窓ガラスフィルムを使うとよいでしょう。
自分で窓ガラスフィルムを貼る方法
窓ガラスフィルムは、自分で貼ることができます。DIYに慣れている方であれば、特に困難な作業とは感じないはずです。
自分で貼る場合の手順を見ていきましょう。
1.必要なものを準備する
窓ガラスにフィルムを貼るための特殊な道具は不要です。手軽に入手できるものばかりなので、以下のものを準備してください。
- 大型のスプレーボトル
- 水で薄めた洗剤液(食器用または中性洗剤)
- 定規やメジャーテープ
- カッターナイフ
- ゴム製のへら
- スクイジー
- ペーパータオル
- 窓用スクレーパー
- 保護シート(古いシーツやバスタオル、大型のゴミ袋などでも可能)
2.窓の周囲を整えて掃除する
作業をスムーズに進めるために、まずは窓の近くにある家具を移動し、カーテンを取り外してください。窓の周りを保護するため、養生のための保護シートを敷いたり貼ったりしておくと安心です。
次に、窓ガラスの表面の汚れを取り除くために、水で薄めた洗剤で丁寧に拭きます。
3.窓ガラスフィルムのサイズ調整
窓ガラスのサイズに合わせて、フィルムをカットします。窓のサイズよりも3〜5センチほど大きく切ることで、貼りやすくなります。
フィルムにマークを付け、定規をあててフィルムをカットするとキレイに切れます。最終的に余分な部分をトリミングするため、大まかなカットで問題ありません。
4.フィルムの貼付け
スプレーボトルに水と洗剤を混ぜたものを入れ、窓ガラスと保護紙をはがしたフィルムの裏側にしっかりとスプレーします。
保護紙を剥がす際、フィルムが空気中の塵やほこりを引き寄せる可能性があるため、この工程は迅速に行う必要があります。
準備が整えば、フィルムを窓に貼り付けていきます。フィルムの端と窓枠の角をそっと合わせ、ゆっくりと貼り進めると、位置ズレを避けることができます。
5.余分な空気と水を抜く
窓とフィルムの間に入り込んだ空気と水を抜きます。フィルムを軽く手で固定し、もう一方の手でスクイージーを使って、窓の中心から端へと滑らせて、空気と余分な水分を押し出します。
押し出された水は、キッチンペーパーで拭き取ってください。
フィルム表面を傷めないために、洗剤水をフィルム表面に軽く吹きかけてから作業をするのがおすすめです。
6.不要な部分をカットする
窓ガラスフィルムの不要な部分をカットします。窓枠のゴムの縁から約2ミリ内側を目安にして、わずかな隙間を残すことがコツです。
この隙間を利用して、残りの空気や水分が抜いていきます。
7.最後の仕上げ
最終段階として、再び洗剤水をスプレーして、スクイージーを使って残った水分と空気を押し出します。窓とフィルムの間には少し水分が残ることがありますが、通常、1〜2週間以内に自然に蒸発するでしょう。
割れ防止の窓ガラスフィルム貼りは業者への依頼がおすすめ
貼り方を紹介したとおり、窓ガラスフィルムは自分で貼ることができます。
しかし、サイズが大きい窓や、完璧な仕上がりを求める場合は、専門業者への依頼がおすすめです。専門業者の施工は完成度が高いだけでなく、要望に合わせて最適なフィルムのを選んでもらえます。
まとめ
窓ガラスフィルムを使用すると、窓が完全に割れなくなるわけではないものの、割れにくくする効果があります。また、割れてしまった場合のガラス片の飛び散りを防ぐだけでなく、防犯面でもメリットがあります。
また、フィルムの種類によっては、紫外線の遮断も可能です。
コストを抑えて窓ガラスを保護したい方には、窓ガラスフィルムがおすすめです。ガラス1枚に貼る場合でも、専門業者へ気軽にお問い合わせください。